― 研究者視点で考える現実的な入口 ―
この記事でわかること
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DXを学ぶときの最初の考え方
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研究者が無理なく関われるDXの入口
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「全部やろうとして止まる」を避ける視点
- この記事でわかること
- はじめに
- DXを「全部理解する」必要はない
- 入口は「業務」ではなく「困りごと」
- 研究者にとっての現実的なDXの入口
- ツールから入らないという選択
- 今の自分が大事にしていること
- 今日のまとめ(Lv6)
- 次に考えること(Lv7予告)
はじめに
ここまでDXについて整理してきて、
一つの疑問に行き着きました。
「で、結局どこから手をつければいいのか。」
DXは、
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範囲が広い
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抽象度が高い
-
正解が見えにくい
そのため、
全体を理解しようとして、
何も始められない状態になりがちです。
研究でも同じですが、
最初の一歩を間違えると、
全体がぼやけてしまいます。
DXを「全部理解する」必要はない
最初に自分に言い聞かせたのは、
このことでした。
DXを、最初から
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体系的に
-
網羅的に
-
完璧に
理解しようとしない。
研究者としては、
どうしても全体像を押さえたくなります。
でもDXは、
技術分野のように
きれいに整理された学問ではありません。
まずは、
自分の立場に関係する部分だけを見る
それで十分だと思います。
入口は「業務」ではなく「困りごと」
DXの話は、
業務改善や効率化から語られがちです。
ただ、個人的には、
そこから入ると続かないと感じました。
代わりに意識したのは、
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なぜ面倒に感じているのか
-
なぜ毎回つまずくのか
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なぜ引き継ぎが大変なのか
こうした、
日常の小さな困りごとです。
DXは、
その困りごとを構造的に見るための
レンズのようなものだと思っています。
研究者にとっての現実的なDXの入口
今の自分が考える、
研究者にとっての現実的な入口は、
次のような領域です。
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データの探しづらさ
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情報共有の分断
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判断の属人化
どれも、
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技術力
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実験スキル
とは直接関係ありません。
でも、
研究のスピードや質に
確実に影響しています。
DXは、
研究の邪魔を減らすための考え方
として捉えると、少し近づきやすくなります。
ツールから入らないという選択
DXを学ぶと、
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新しいツール
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最新のシステム
が目に入ります。
ただ、
ツールから入ると、
話がすぐに技術寄りになります。
自分が意識しているのは、
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何が分かれば判断しやすいか
-
どこで情報が止まっているか
こうした問いを先に持つことです。
ツールは、
その後で自然と出てくるものだと思います。
今の自分が大事にしていること
DXの入口として、
今はこれだけを大事にしています。
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完璧を目指さない
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自分の仕事から離れすぎない
-
分からないまま進みすぎない
DXを学ぶこと自体が目的になると、
現場から遠ざかってしまいます。
あくまで、
自分の仕事をどう良くするか
その延長線上にDXを置く。
この距離感が、
今の自分にはちょうどよいと感じています。
今日のまとめ(Lv6)
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DXは全部理解しなくてよい
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困りごとから入ると続きやすい
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ツールより先に考えることがある
次に考えること(Lv7予告)
次は、少し抽象度を上げて考えます。
DXでよく聞く「価値」とは何なのか。
研究者の視点で、この言葉を整理してみます。