
― 研究とDXのちょうどいい距離感 ―
この記事でわかること
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研究者にDXが求められる理由
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すべてを背負わなくていい理由
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現実的な役割分担の考え方
- この記事でわかること
- はじめに
- 研究者にしか分からないことがある
- 研究者がやらなくていいこと
- DX推進側に求められるもの
- うまくいく関係は「伴走」
- 若手研究者としての立ち位置
- 今の自分が思うこと
- 今日のまとめ(Lv17)
- 次に考えること(Lv18予告)
はじめに
DXの話を聞いていると、
こんな不安を感じることがあります。
「研究もしながら、DXもやるのか。」
正直、
かなり大変そうです。
研究者は研究が本業。
ITや仕組み作りの
専門家ではありません。
では、
研究者は
どこまでDXに関わるべきなのか。
自分なりに整理してみました。
研究者にしか分からないことがある
まず前提として、
研究者にしか分からないことがあります。
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どこが本当に困っているか
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何が研究のボトルネックか
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どこが重要で、どこは妥協できるか
これらは、
外から見ただけでは分かりません。
だからこそ、
研究者が
DXにまったく関わらない
というのは、
現実的ではない。
研究者がやらなくていいこと
一方で、
研究者が
全部やる必要もありません。
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システム設計
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ツール選定の細部
-
運用ルールの管理
ここまで抱え込むと、
研究が止まります。
研究者は、
「課題を言語化する役割」
までで十分だと感じます。
DX推進側に求められるもの
DX推進側は、
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技術
-
仕組み
を考える立場です。
研究者の要望を、
そのまま形にするのではなく、
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何が本質か
-
どこまで共通化できるか
ここを整理する役割。
研究者とDX推進側が、
役割を分けないと、
どちらも疲弊します。
うまくいく関係は「伴走」
理想的なのは、
丸投げでも、
全部自分でやるでもない。
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研究者が課題を出す
-
DX側が形にする
-
現場で試して、修正する
この往復がある状態。
DXは、
一度作って終わりではありません。
伴走が必要です。
若手研究者としての立ち位置
若手研究者にとっては、
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DXの専門家になる必要はない
-
でも無関心でもいられない
この中間が、
ちょうどいい。
自分の研究が、
どんな仕組みに
支えられているのか。
そこに関心を持つだけでも、
DXとの距離は
ぐっと縮まります。
今の自分が思うこと
DXは、
研究者の仕事を奪うものではなく、
支えるもの。
研究者は、
現場の声を出す役割。
それだけでも、
DXには十分貢献できる。
そう思えるようになって、
DXへの抵抗感が
少し減りました。
今日のまとめ(Lv17)
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研究者は課題を言語化する役割を担う
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すべてを背負う必要はない
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DXは伴走が前提
次に考えること(Lv18予告)
次は、
感情の話です。
研究所DXで必ず出てくる「抵抗感」の正体。
なぜ反対や無関心が生まれるのかを考えます。
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