研究者のDX学習帳

材料メーカー研究所の若手が未経験から本気で学ぶ等身大のDX成長記録

Lv20:研究所DXは、何をもって「進んだ」と言えるのか

― 成果をどう捉えるか ―

この記事でわかること

  • 研究所DXの成果を測る難しさ

  • 数値化しにくい変化の正体

  • 研究所DXらしい評価の視点


はじめに

研究所DXを進めていると、
必ず出てくる問いがあります。

「で、どれくらい進んだのか。」

予算。
工数
人の時間。

投資している以上、
成果を求められるのは当然です。

でも研究所DXでは、
この問いに
簡単に答えられません。


売上や利益では測りにくい

研究所の仕事は、

  • すぐに事業化されない

  • 成果が数年後に出る

  • 間接的な価値が多い

そのため、
売上や利益だけで
DXの成果を測ると、
違和感が出ます。

DXが、
研究を直接儲けさせるとは
限らないからです。


小さな変化に目を向ける

研究所DXの成果は、
もっと身近なところにあります。

  • データを探す時間が減った

  • 過去の検討をすぐ参照できる

  • 引き継ぎが楽になった

一つ一つは小さい。

でも積み重なると、
研究の進め方が
確実に変わります。


行動が変わったかどうか

個人的に、
一番大事だと思う指標は、

「人の行動が変わったか。」

  • 自然とツールを使っているか

  • データを残そうという意識があるか

  • 他人の情報を参照しているか

行動が変わっていなければ、
仕組みは形だけ。

逆に、
行動が変わっていれば、
DXは進んでいます。


比較対象は「過去の自分たち」

研究所DXの評価で
気をつけたいのは、

他社比較や理想像と
比べすぎないこと。

研究所ごとに、

  • 文化

  • テーマ

  • 人材

は違います。

比べるべきは、
過去の自分たち。

半年前と比べて、
少しでも前に進んでいるか。

その視点が、
現場を疲れさせません。


DXは「途中経過」が普通

DXは、
完了するものではありません。

  • 研究テーマが変わる

  • 技術が進歩する

  • 人が入れ替わる

状況が変われば、
仕組みも変わる。

進んだかどうかを
一度で判断しようとすると、
無理が出ます。

DXは、
常に途中経過。

その前提を持つことが、
長く続けるコツだと感じます。


今の自分が思うこと

研究所DXが進んだかどうかは、
派手な成果では測れません。

  • 少し楽になった

  • 少し速くなった

  • 少し共有されるようになった

この「少し」を、
見逃さないこと。

それが積み重なった先に、
大きな変化がある。

今は、
そう信じて学んでいます。


今日のまとめ(Lv20)

  • 研究所DXの成果は数値化しにくい

  • 行動の変化が重要な指標

  • 比べるのは過去の自分たち


Lv1~20までの学習を終えて

Lv11〜Lv20では、
研究所DXを
かなり現場寄りで見てきました。

ここまで来ると、
DXは
遠い言葉ではなくなってきます。

次のレベルでは、
もう一段、視野を広げて
研究所と会社全体の関係を
考えていく予定です。

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