研究者のDX学習帳

材料メーカー研究所の若手が未経験から本気で学ぶ等身大のDX成長記録

Lv22:研究テーマと経営戦略は、どこでつながるのか

― 研究者視点で考える接点 ―

この記事でわかること

  • 研究テーマと経営戦略が噛み合わない理由

  • 両者がすれ違うポイント

  • DX視点でのつなぎ方


はじめに

研究所で働いていると、
ときどき感じる違和感があります。

「この研究、
会社の戦略と
どう関係しているのだろう。」

テーマとしては面白い。
技術的にも価値がある。

それでも、
経営の話になると、
急に距離を感じる。

研究テーマと経営戦略は、
どこでつながるのか。
考えてみました。


見ている地図が違う

まず前提として、
研究者と経営では
見ている地図が違います。

研究者は、

  • 技術の可能性

  • 課題の本質

  • 将来のブレークスルー

を見ている。

経営は、

  • 市場

  • 競争優位

  • 投資回収

を見ている。

どちらも正しい。
ただ、視点が違う。

この違いを
理解しないと、
話は噛み合いません。


研究テーマは「問い」、経営戦略は「選択」

研究テーマは、

  • 何ができるか

  • どこに可能性があるか

という問いです。

一方、経営戦略は、

  • どこに集中するか

  • 何をやらないか

という選択。

問いと選択は、
そのままでは
つながりません。

ここに、
翻訳が必要になります。


つながるのは「意思決定の手前」

研究テーマと経営戦略が
つながるのは、
成果が出た後ではありません。

  • 技術が成熟する前

  • 可能性が見え始めた段階

  • 選択肢として並ぶとき

この「意思決定の手前」。

研究DXがあると、

  • 過去の知見が整理されている

  • 仮説と結果が見える

  • 判断材料が揃っている

ここで初めて、
研究テーマは
戦略の土俵に上がります。


DXは「関係性」を作る道具

DXは、
研究を
経営に押し付けるもの
ではありません。

研究と経営が、
会話できる状態を
作るもの。

  • 情報が共有されている

  • 前提が説明できる

  • 選択肢が比較できる

この状態がないと、
戦略には組み込まれません。


研究者ができること

研究者が、
いきなり経営戦略を
語る必要はありません。

でも、

  • 自分の研究が、どんな選択肢になるか

  • 何が分かっていて、何が分かっていないか

これを言語化できると、
つながりやすくなる。

DXは、
その助けになります。


今の自分が思うこと

研究テーマと経営戦略は、
無理に結びつけるものではありません。

自然につながるための、
準備が必要。

DXは、
その準備を
静かに支える存在。

研究と経営の距離は、
少しずつ縮めるもの。

今は、
そう感じています。


今日のまとめ(Lv22)

  • 研究と経営は見ている地図が違う

  • 問いと選択をつなぐ翻訳が必要

  • DXは会話の土台を作る


次に考えること(Lv23予告)

次は、
評価の話です。

研究所DXが会社全体で評価されない理由。
その構造を考えます。

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