
― DXを学んで初めて見えてきたこと ―
この記事でわかること
-
研究者と経営の会話が噛み合わない理由
-
経営でよく使われる言葉の意味
-
研究者視点での捉え方
- この記事でわかること
- はじめに
- 「価値」という言葉
- 「スピード」という言葉
- 「リスク」という言葉
- 「選択と集中」という言葉
- 経営の言葉は「敵」ではない
- 今の自分が思うこと
- 今日のまとめ(Lv26)
- 次に考えること(Lv27予告)
はじめに
DXの話に関わるようになって、
強く感じることがあります。
「同じ日本語なのに、
意味が違う。」
研究者と経営では、
言葉の使い方が違う。
この違いを知らないと、
いくら良い研究をしていても、
伝わらない。
そんな実感から、
経営の言葉について
整理してみました。
「価値」という言葉
研究者にとっての価値は、
-
技術的な新しさ
-
難しさ
-
再現性
が中心です。
一方、経営で言う価値は、
-
顧客にとって意味があるか
-
お金を払う理由になるか
-
継続性があるか
技術の価値と、
事業の価値は、
別物。
ここを混同すると、
話はすれ違います。
「スピード」という言葉
研究では、
-
正確さ
-
確実さ
が重視されます。
経営で言うスピードは、
-
早く判断する
-
早く試す
-
早く修正する
完璧を待たない。
この違いを理解しないと、
研究者は
無理な要求に感じてしまいます。
「リスク」という言葉
研究者にとってのリスクは、
-
技術的失敗
-
再現しないこと
が中心。
経営で言うリスクは、
-
投資回収できない
-
機会を逃す
-
遅れること
失敗しないことより、
動かないことの方が
リスクになる場合もあります。
「選択と集中」という言葉
研究者は、
可能性を広げたくなります。
経営は、
-
何をやるか
-
何をやらないか
を決める必要があります。
ここで衝突が起きやすい。
でもDXの視点では、
研究の選択肢を
整理して見せることが、
意思決定を助けます。
経営の言葉は「敵」ではない
経営の言葉は、
研究を否定するものではありません。
立場が違うだけ。
研究者が
経営の言葉を少し理解するだけで、
会話は驚くほど楽になります。
DXは、
その翻訳を
助けてくれます。
今の自分が思うこと
研究者が
経営者になる必要はありません。
でも、
経営の言葉を
知っている研究者は、
圧倒的に強い。
DXを学ぶ過程で、
その重要性を
実感しています。
今日のまとめ(Lv26)
-
研究と経営では言葉の意味が違う
-
経営の言葉は判断のためのもの
-
理解するだけで会話が変わる
次に考えること(Lv27予告)
次は、
研究成果そのものに戻ります。
研究成果は、どうDXで橋渡しされるのか。
研究と事業をつなぐ仕組みを考えます。
前の記事:Lv25:現場DXと全社DXのズレ
次の記事:Lv27:研究成果は、どうDXで橋渡しされるのか
この章の一覧を見る(Lv11〜Lv30)
全体ロードマップを見る(Lv1〜100)