
― まずは全体像 ―
この記事でわかること
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研究所DXにどんなテーマがあるのか
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よく混同されがちなDXの種類
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研究者が最初に持つべき視点
はじめに
DXの話を聞いていると、
こんな感覚になることがあります。
「結局、
何から考えればいいのか分からない。」
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実験の話
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データの話
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業務効率の話
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AIの話
話題がバラバラで、
全体像が見えない。
そこでまずは、
研究所DXの
地図を作ってみます。
研究所DXは一つではない
研究所DXという言葉は、
とても広い。
一括りにすると、
余計に分からなくなります。
今の自分の理解では、
研究所DXは
大きく4つに分けられます。
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実験DX
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データDX
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業務DX
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判断DX
どれもDXですが、
目的も対象も違います。
実験DX
実験DXは、
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実験の進め方
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条件管理
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再現性
に関わるDX。
装置の自動化だけが
実験DXではありません。
「実験がどう組み立てられているか」
その構造を
扱うのが実験DXです。
データDX
データDXは、
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実験データ
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評価データ
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過去の記録
をどう扱うか。
ここで重要なのは、
分析手法よりも前。
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どこにあるのか
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誰が分かるのか
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どういう意味のデータか
この整理がないと、
DXは進みません。
業務DX
研究所の仕事は、
研究だけではありません。
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申請
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報告
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調整
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管理
こうした周辺業務も、
研究時間を
大きく左右します。
業務DXは地味ですが、
効き目が分かりやすい。
判断DX
判断DXは、
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テーマ選定
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継続・中止判断
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投資判断
に関わるDX。
データや情報を、
判断に使える形にする。
ここは、
研究と経営が
最も近づく領域です。
どれが正解、ではない
大事なのは、
どれが一番すごいか
ではありません。
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どこに課題があるか
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今どこで困っているか
によって、
最初に手をつけるDXは変わります。
地図があると、
現在地が分かる。
それだけで、
DXは少し楽になります。
今の自分が思うこと
DXの話が
難しく感じるのは、
全体像を
持たないまま
議論しているから。
研究所DXも、
ちゃんと分解すれば、
理解できる。
まずは地図を持つ。
それが、
最初のDXだと思います。
今日のまとめ(Lv31)
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研究所DXには複数の種類がある
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実験・データ・業務・判断に分けて考える
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まずは全体像を持つことが大切
次に考えること(Lv32予告)
次は、
一番イメージしやすいところから。
実験DXとは何か。
自動化ではない実験DXの話をします。
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