
― やらないことを決める勇気 ―
この記事でわかること
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なぜDXの範囲を決める必要があるのか
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スコープが曖昧なDXの問題点
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研究所DXにおける現実的な線引き
はじめに
DXを設計し始めると、
必ず出てくる誘惑があります。
「あれもできそう」
「これも変えられそう」
可能性が見えるのは、
悪いことではありません。
でも、
全部やろうとすると、
DXは止まります。
スコープが曖昧だと起きること
DXのスコープが
曖昧なまま進むと、
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どこまでやるのか分からない
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誰が対象か分からない
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終わりが見えない
結果として、
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疲れる
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進まない
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途中で諦める
これは、
能力の問題ではありません。
やらないことを決める
スコープを決めるとは、
やることを決める以上に、
やらないことを決めること。
例えば、
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今回は特定テーマだけ
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今回は一部の業務だけ
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今回は情報整理まで
こうした線引きが、
DXを現実的にします。
研究所DXの典型的なスコープ
研究所DXでは、
よくあるスコープがあります。
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特定プロジェクト単位
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特定部署内
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特定フェーズだけ
全研究所を
一気に変えようとしない。
これは、
とても大事です。
スコープは仮でいい
スコープは、
最初から
正解である必要はありません。
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やってみて狭すぎた
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思ったより広かった
そう感じたら、
調整すればいい。
設計とは、
固定ではなく
調整の前提です。
スコープがあると説明しやすい
スコープが決まると、
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関係者に説明しやすい
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期待値が揃う
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不安が減る
DXが
暴走しにくくなります。
今の自分が思うこと
DXを進めるとき、
勇気がいるのは
始めることより、
絞ること。
でも、
絞ったDXの方が、
確実に
前に進みます。
今は、
そう実感しています。
今日のまとめ(Lv43)
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DXは範囲を決めないと進まない
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やらないことを決めるのが設計
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スコープは後から調整できる
次に考えること(Lv44予告)
次は、
研究そのものを
眺め直します。
研究フローをDX視点で分解する。
どこに余地があるかを考えます。
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