この章について
前の章(Lv31〜40)で、
研究所DXの全体像と構造が見えてきました。
すると、多くの人が次にこう思います。
理解はできた。
でも、どうやって進めればいい?
この章は、
その問いに正面から答える章です。
研究所DXを
「思いつき」や「場当たり」ではなく、
設計された取り組みとして進めるための考え方を扱います。
なぜDXに「設計」が必要なのか
研究所DXがうまくいかない理由の多くは、
努力不足やスキル不足ではありません。
原因はもっとシンプルで、
-
ゴールが曖昧
-
スコープが広すぎる、または狭すぎる
-
データや業務が無計画に増える
-
ツールが目的化している
といった、
設計されていない状態にあります。
この章では、
DXを「進めながら考える」のではなく、
考えた上で進めるための視点を整理します。
この章で扱うテーマ
Lv41〜Lv50では、
研究所DXを設計する際に避けて通れない論点を扱います。
・なぜ研究所DXに設計が必要なのか
・研究所DXのゴールをどう定義するか
・DXのスコープをどう切るか
・研究フローをどう分解するか
・データはいつ、どの段階で設計すべきか
さらに、
・ツール選定より先に考えること
・小さなロードマップの描き方
・関係者をどう巻き込むか
・DXが形骸化する瞬間とは何か
といった、
実務で必ず直面する論点も扱います。
「設計する」とは、決めきること
この章でいう「設計」とは、
完璧な計画を作ることではありません。
むしろ、
-
何をやらないかを決める
-
どこまでやるかを決める
-
誰が関わるかを決める
-
いつ見直すかを決める
といった、
曖昧さを減らす作業です。
DXは、
決めないまま進めるほど失敗しやすくなります。
この章の特徴
この章の特徴は、
「正解」を提示しないことです。
代わりに、
-
判断の軸
-
設計の考え方
-
迷ったときの問い
を提供します。
研究所ごとに状況は違います。
だからこそ、
自分たちで設計できる力が必要になります。
こんな方におすすめ
この章は、次のような方に向いています。
・研究所DXを任され始めた方
・DX施策の説明を求められる立場の方
・ツール導入前に立ち止まりたい方
・「何から決めるべきか」で悩んでいる方
現場担当者だけでなく、
企画・推進側の視点も意識した章です。
記事一覧(Lv41〜Lv50)
DXを設計するための視点
設計を現実に落とす
読み進め方のおすすめ
Lv41〜45で
考え方の軸を作り、
Lv46〜50で
現実への落とし込みを確認する。
この流れで読むと、
DXの「進め方」が一段クリアになります。
次の章へ
設計ができるようになると、
次に必要になるのはこれです。
どうやって前に進め続けるか?
次の章
「研究所DXの進め方と実践(Lv51〜Lv60)」 では、
DXを途中で止めず、
現実の仕事として進めるための視点を扱います。